Sugar doll
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いきなり
ロン毛に連れてこられて


そして
誰もいない店内に
一人きりになった


お客のいない店内

なんだか
とても寂しい



太陽が傾いている

今何時なんだろう


文化祭
終わったかな…?


お店上手くいったかな?





……


また
浮かび上がる光景



あれから
何度も思い出しては


苦しくて
涙を流した


それでも

涙は
すぐにたまって
溢れだす


「ううぅ…。」

私は
流れる涙を
必死でこすった
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