Sugar doll
黙ってれば
いい男なのに…


なんて思いながら
私は作業を続けた


「働いてますー。

それより、髪の毛パーマかけたんだ?」



「あ?
あぁ。昨日、松田にやられた。

あいつ、俺の髪を練習台にしてるんだよ。」


そう言って
髪を触る竹内さん



“松田”


その言葉に
まだ
微かに心が反応してしまった


私にとっての初恋


忘れることはできないけど

松田さんの事は諦めたの


彼女さんと一緒にいる彼を見たら…

諦めるしかないって解った


気持ちも
少しずつだけど
着実に
私の中で消化されてる
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