Sugar doll
私がつらい時に
ケーキを焼いてくれた

その恩返しがしたい



でも

私にできることは
これくらい…


それでも

疲れた竹内さんを
少しでも
楽にしてあげたいんだ


北風が通り抜け
思わず体が震える

ハイソックスじゃなくて
タイツにすればよかったー



マフラーを
しっかり巻き直して



私は

彼を待っていた
< 142 / 284 >

この作品をシェア

pagetop