Sugar doll
21:00

竹内さんがやってきた

「…お?!
モジャ毛?」


私を見て驚く彼に
ゆっくり向かいあう


「お疲れ様です…。」


「お疲れ。
どした?
また、待っててくれたのか?」


スー…

ハー…


口から飛び出そうになる
心臓を押さえつけて


大きく深呼吸した


「…聞いてほしいことがあって…
待ってたんだ。」


顔をあげて
まっすぐ

竹内さんの瞳を見つめた
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