Sugar doll
そこには

私の

思い出にしようと決めた

好きな人…


「ど…して…?」


驚いて
固まる私に
竹内さんは真剣な顔を向けた


「おい。
モジャ毛。」

その鋭い視線に
ビクッ!
体が反応する


「言うだけ言って
逃げてんじゃねーぞ。

自分はそれで満足かもしれねーけど
残された奴の気持ちも
少しは考えろよ。」


ため息交じりに
言い放たれた言葉


あの時
私は自分のことしか
考える余裕が無かった


それは
責められても

仕方ないけど…
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