Sugar doll
そのまま
ベッドに身を投げる


緩く軋んだスプリング
枕元の熊が倒れた



「じゃぁ、イブとかもないんだ。」


『そうなるな。
わりぃ、杏。

これだけは
どうにもならないんだ。』


俺様な竹内さんが謝るなんて…






…仕方ないか…



…それが
彼のお仕事だし…



「うん。

わかった。諦める。」



『サンキュ。』


私の声を聞いた瞬間に
竹内さんの安堵のため息がこぼれた
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