Sugar doll
騒がしかった店内に静けさが広がる


午前12時

スタッフもみんな帰った誰もいない厨房



明日の仕込みを終えた俺はタバコを片手に勝手口を出た



刺すような寒さが
薄いシャツ越しに伝わる


はぁぁぁ〜…


真っ暗な夜空に白く濁る煙

「疲れた…。」


思わず溢れた一言に
自嘲気味に笑ってしまった

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