Sugar doll
イブか…


終わっちまったな…―




吹き抜ける北風に思わず杏を思い出した



まだ
起きてっかな?



ズボンのポケットから携帯を取り出す



長い呼び出し音が耳に響いた


…寝たか…



諦めて切ろうとしたとき


「はい。」


あり得ない声が聞こえた
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