Sugar doll
その声に頭が割れるように痛む


「起きてるから…静かにして。」


やっとのことで言うと
静かにドアを開けて今野が入ってきた


「あ―あ、やっぱり二日酔いになっちゃったな。」


爽やかな笑顔の今野がベッドに腰を下ろした


緩く軋んだスプリングの振動が目眩を加速させる
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