Sugar doll
「そ。
でも、そこら辺で売ってるのより美味いぞ。」



グラスに注がれる琥珀色の液体


手に持ってかざすと

小さな水泡が
宝石のように間接照明だけの淡い光に輝いている


そして……


「メリークリスマス。」

「メ、メ、メリークリスマス!」


チンッ☆

軽い音を響かせてグラスが重なった

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