Sugar doll
すると

「はははい!!」

びっくりしたように
ぱっと眼を開けて
俺を見上げる人形


目の色素も薄いな…。

俺の顔を見るやら
急に青ざめて
急いで
レジを済ませていった



「ありがとうございました。」

頭を下げて見送る人形が
どうしても
毛の塊のようにしか思えない


その赤毛の小さな人形は
俺の中で
『モジャ毛』になった
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