Sugar doll
「杏…。」


竹内さんの手が私の顎を上向かせる



ゆっくりと近づいてくる
整った顔


「好きだよ…。」


言い終わるか終わらないかのうちに

唇が重なった


私もゆっくり目を閉じる


唇から伝わる

“好き”
の気持ち…


私も伝えたくて…

竹内さんに私の好きをたくさん感じて欲しくて

彼を抱き締める腕に力を込めた


“大好き。”
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