Sugar doll
意地悪するたびに
怒ったり


冗談言う度に
赤くなったり


一つ一つが
こんなにも愛しい



ずっと
大切にするから


「さて、風呂入って寝るか。」


立ち上がった俺の横で
固まる杏


「あ、あ、の…
寝るかって…その…!?」


上目使いで
大きな瞳を潤ませて
真っ赤な頬で
俺を見上げた彼女


……

もう

知らね


前言撤回
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