Sugar doll
「お待たせしました。」

そう言ってマフィンの入った袋を手渡す


化粧と香水の臭いに
吐き気を催しそうになって


すぐさま
その場を離れた



「きゃーかっこいぃww」

後ろから聞こえた声

はいはい…

どうせ
お前らが
かっこいぃって思うのは
顔だけだろ


振り向くこともせず
俺は持ち場に戻った
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