日だまりの愛
どうしようもない私
「誰かルーズリーフ1枚くださーい♪」
なんて甘えた声を出してみる
周りの友達がごそごそとカバンの中から出してくれる
そんな光景を黙って見ていると
後ろから紙が無造作に飛び出してきた
「はい」
「あ.ありがと」
まだ顔も見てない人から紙をもらって机に置く
ルーズリーフをくれようとした友達は残念そうにカバンにしまった
「遅かったかぁ」
「ごめんね!ありがとう」
「別にいいよ〜だ」
ちょっとふてくされそうな彼女を笑いながら.私は後ろを見た
「ルーズリーフありがとう♪」
「おう」
「優哉じゃん」
「なんだよ.俺じゃ不満か?」
なんて憎まれ口たたくのは
大学入ってからよく話すようになった優哉
クール過ぎて扱いには困るけど
優しくて本当性格が良すぎ
「不満なんて滅相もない!ありがとう」
「いいえ〜。あ.先生来たぞ」
その声に反応して私は前を向いた