日だまりの愛

9時からスタートした授業達は
あっという間にお昼を過ぎ
4時20分で終了となった



「大学って本当とりたい授業だけ取れるから幸せ〜」


「また.独り言だよ?」



そんな幸せな呟きにも祥子は口を挟む

皆とそれから他愛もない話をしながらカバンにノートを入れ.上着を羽織る

それだけで軽く20分はかかる


「さぁ.帰りますか」


「うん♪」



帰りは毎回4.5人で門を出る
それからは皆バラバラだけどね

今日もいつも通りに
固まって門に向かった





「あ!!!!!!!」

大きな声に皆びっくりして私を見た


私は説明する暇もなく
皆に手を合わせ「ごめん」と言って走った





やばい

やばいやばい



「隆が待ってる!!」



だんだん門に近づくと
仁王立ちで壁に寄りかかる隆を見つけた



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