日だまりの愛

睨んだ先には心配そうな隆の顔

大好きな大好きな顔なのに
今は見たくないの


泣きたくなっちゃう



謝りもしないでただ目線を反らした


最低.私

この人に一番近いのは私のじゃないと思っただけで黒くてドロドロした気持ちが凄い




「ごめん..先学校行く」


そう言って足を一歩進めた





「どうした」


隆のその言葉と同時に右手が後ろに引っ張られた

くんっと体が止まって
溜まってた涙がその拍子にこぼれた



「なんで泣いてんだよ」


「何でもない.大丈夫だから」


「大丈夫じゃないだろ」


「かまわなくていいから」



手を振り払おうとしたその時

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