日だまりの愛

長い間.キスをして
離れた瞬間は縮まった距離がまた離れたように淋しく感じた



「何で?」


私はこのキスの理由だけ
このキスの理由だけ聞ければいいから



隆は私の涙を指で拭いながら口を開く





「桃が何を勘違いしてるかはわからない。けど..けど俺が好きなのは桃だけだから」


「え…」


「だから…桃が好きだから.あいつに取られなくなくて.キスした」


「ちょ…」


「でも桃傷つけたくないから.っていきなりキスした時点で反則か…泣かせてごめんな。本当に好きだった」



そういうと私のおでこと自分のおでこをくっつけたと思ったらすぐ離れて

勝手に歩き出す隆


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