日だまりの愛
あまりの嬉しさに何も言えず隆の腕の中にいた
「桃.なんか言って」
あ〜そっか
隆は私がこんなに好きなの知らないんだ
なんだか凄く心がくすぐったくなる
そして伝えようと軽く胸を押して隆の顔を見上げた
目の中に入ったのは大好きな人の顔
優し目.口角が綺麗に上がった口.でも今はどこか不安に私を見つめる
「桃?」
黙って見つめてたからか不安になったのか名前を呼ばれた
「あ.ごめんね」
「桃はボーっとするの好きだもんな(笑)」
「むー。うるさい!」
軽く胸を叩いて2人で笑う
この瞬間に仲良しの幼なじみに戻ったように暖かい空気がながれた
「好き」
なんだか急に言いたくなって囁く声で言った