お前のためなら死んでやる3
「レイ君~僕らどうなっちゃうんだろう?」
目に涙を浮かべレイに問い掛けるシュン。
「わかんないよ。父さんと母さんにちゃんと説明すれば、大丈夫だと思う…」
まだ小学生っていう知識も生きる術もととのっていない俺らが頼るのは大人だけ。
だから、俺らは親と話した。
俺とシュンはこれからは気をつけるように、だけですんだ。
問題はレイ。
お金をとり、人を事故にあわせた。警察からも連絡だって入っている。
レイは、真実を言えないまま家の人から軽蔑された。