お前のためなら死んでやる3
俺とシュンは学校を抜け出し、レイの家にむかった。
「シュン、レイが家にいない。」
「ほんとだ。レイ君どこ行ったんだろう。」
チャイムをならしても反応のない桜咲家。
学校の先生は風邪と言っていた。
だから余計心配で周りを見渡したら、公園に1人砂場で遊ぶレイを見た。
「シュン、レイが公園にいるよ。」
「よかったぁ。レイ君風邪だから心配だったんだ。」
同じ事を言っているシュン。
きっとシュンも同じ考えを持っているんだろう。
俺らは公園の目の前まで来た。
「レ「待ってシュン、誰かいるよ。」
レイを呼ぼうとしたシュンの言葉を俺は遮った。
「…女の子?」
レイの側に1人の少女がたっていた。