お前のためなら死んでやる3

でもな五十嵐。


俺はお前にだけはレイを理解してほしいんだ。

俺たちは喧嘩を楽しんでなんかいない。


むしろしなくてもいきていける。


でもやる義務があるんだ。


さっきも言ったが俺はレイを頂点に立たせたい。

アイツの親に存在を認めさせたい。


間違った道を歩んだのはわかっている。

勉強とか運動とか、そんなもので存在を示すことも出来ただろう。

でもそれは1人の力。

俺たちが喧嘩にこめる思いはただひとつ。

“お前のためなら死んでやる”

そう心にしまいながら喧嘩をしている。

楽しんでなんかいない。

喧嘩の意味をお前には聞いてほしい。


俺は、仲間のために強くなる。俺の手でみんなを守りたい。

それが俺の意志。

なぁ、それでも俺らが嫌いか?
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