お前のためなら死んでやる3
そんな彼をあたしは軽い気持ちで侮辱した。
生きる術を汚した。
あたしが彼に言った一言は彼にとって重すぎていたんだ。
「あ、あたし、あたし、あたし、あたし…」
「優音!落ち着けって!?」
あたし最低なの
自分ばっか守って、傷つかないようにしてたのあたしが傷つけたの。
彼を、彼のプライドをあたしは…
「ぃや、いやいゃッ…ハァ…ハッハッンっ」
目の前が段々暗くなって、ハルの顔が見えて口が塞がれたままあたしは気を失った。