お前のためなら死んでやる3
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「ハル…あたしはハルの事が大好きだった。うんん、今も大好きで離したくない。」
「優音…?」
「全部繋がってた。今の涼宮の話聞いて確信した。あたしの初恋は桜咲だった。」
「ずっと逃げてた。喧嘩に携わる桜咲が嫌いだって心に嘘ついてた。ほんとは初めて出会ったあの公園であたしは彼に恋していた。」
「優音やっぱり涼宮の話に出てくる少女って…」
「あたしなの。泣いた彼を抱きしめたのはあたしなの。」
「……………」
「ハルごめん。あたしが好きなのは桜咲なの。ハルに対する好きとは違うの。」
側にいると言ったのに、あたしは今ハルから離れようとしている。
こんな曖昧な気持ちのままハルといたら傷付くのはハルであって、あたしがどうこう言い訳出来る立場じゃない。