お前のためなら死んでやる3

事故ver

忘れる事の出来ない

約10年前…

「レイ君、リョウ君!公園であーそぼ♪」


まだ幼いシュンが俺ら2人を誘った。

「うん!」


俺ら3人は桜咲の家の前にある公園で遊んでいた。


狭い公園は道路に挟まれていて危険だから、あまり人気がない。

そんなことも関係なく、俺らは夕方近くまで遊んでいた。

俺らの親はトップ財閥。

家には家政婦しかいない。

1人じゃ危ないと思う反面、俺らの親たちは3人っていう人数に安心しきっていた。

そして、事がおこった。


高校生ぐらいの男達が、俺とシュンを挟みこんだ。

「離してよぉ!」

まだ小さい俺らは、言葉の抵抗なんて無意味で、捕まったまま動けない状態だった。


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