君の笑顔が


「ゆきってほんまに口わっるいな~」

絢が言う。

そんなの知っとる。

直そうとしてもクセになって

直らんからあきらめとるだけ。

「それにしてもさ、ゆき。」

「ん?」

「なんで悠人と付き合わんの?」

その言葉に目を見張る。

死んでも嫌だからそんなの。

「なんでそう思ったん?」

ゆきが聞くと絢はうーんと考えた。


「仲いいし…」

喧嘩しとるだけぢゃし…

「お似合いぢゃし」

一番言われたくない言葉ぢゃし…


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