君の笑顔が








「あやー!なにしてんの~?」

「キャハハハハハ」



きた。またきた。こわい。


目立つグループの4人がやってきた。

私をいじめるために。






「なあ、今日なにしたい?」

「うーん。やっぱ鬼ごっこ?」

「だよねー♪罰ゲームは?」

「ちょーミニスカででんぐり返りとか?」

「まじで?!ちょーうけぴー!
パンツ丸見えぢゃん!キャハハハハハ」

「てかでんぐり返りとかまぢひさしー!」
「ぢゃあ、うちら4人が鬼ね。あや。」


いや…。いや…。いや…。


やだ 絶対そんなことしなくない…!




こわい!こわい!


私は怖くて身動きがとれなかった。
イスに座って、小さく震えとった。





みんな見てみぬフリ。
誰も助けてくれん。
みんな私をみて笑っとる。


私がゆきちゃんみたいに
明るいかったら、気さくだったら
優しかったら、可愛いかったら
堂々としてたら…

こんなことされずにすんだんかな?







もういやっ こんな私も学校もこいつらも
だいっきらいだいっきらいだいっきらい!




もう全部全部全部なくなってしまえ!




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