君の笑顔が






ゆきちゃんに連れてこられたのは
人気のない廊下だった。


急にあのゆきちゃんに話しかけられて
話したこともないのに急に
話そう?
なんて言われからびっくり。


「…あの?ゆきちゃんどうして…」

私が恐る恐る聞くと、
ゆきちゃんは急に座り込んだ。


「えっ!ちょ…っゆきちゃん?!」


「こわかったあああああああああっ!」


急にゆきちゃんがホッとしたような
声でさけんだ。

もしかして、

「私を助けてくれたん?」

「…うーん。


あいつら4人に腹立った。
絢ちゃんをなんだと思ってんだーって。」


私?



私のため?













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