君の笑顔が


**************



1人でとぼとぼ帰っていた。

やっぱ虚しい…

まああとちょっとだし!

ゆきは少し速く歩いた。




「そこお嬢ちゃん。」





「…ん?どうしたの?おじさん。」




民家のお庭に1人の50代くらいのおじさんが立っていた。


杖をついていたので
きっと足が悪いんだと思った。

「ちょいとこっちきてくれんかな?」

「うん、いぃよぉ。
どうした―…っ!」

庭に入った瞬間すごい力で腕を引っ張られた。


「うわっ!いったーっ」

気づくと、おじさんが
ゆきの上にいた。

その瞬間血の気が引いた。



ナ ニ … ?


ガツンっ!

頭に激痛が走り、ゆきは
気を失った。



< 127 / 174 >

この作品をシェア

pagetop