君の笑顔が





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次の日―






ゆきと彰は急いで病院へ向かった。


悠斗に会うために。








「ほんまに悠斗目さめたんか?」


何回も疑り深そうに彰は聞いてきた。


「ほんまって言っとるがっ!」

「信じれんわっ!
なんかのドッキリぢゃろ!」

「うるっさいわばか!
ぢゃあ今日一緒に悠斗に会いにいこ!」



今日は学校でそんな会話を繰り返した。



信じれん気持ちもわかる。
ゆきも最初は信じれんかったから。


夢なんぢゃないんかなって
何回も考えたから。


でも悠斗を見れば、
夢なんかぢゃないって思った。





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