君の笑顔が





彰と2人で病院に
向かっている途中だった。


彰がふいに立ち止まった。


「…彰?」


彰は寂しそうに笑った。


「もう…ゆきに俺は必要ないな。」


心臓が締め付けられる。


「…そんなことないよっ。
ゆきにとって彰は大切な友達ぢゃもんっ」

「…友達?…なら俺の気持ちは?」


ドクンッ―…




あ……………、
彰は……………



「ごめん…。」


謝ることしかできなかった。




「今日はいつも通りでいよう。」

彰は静かに言った。


今日は…?




ぢゃあ、明日からは…?








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