君の笑顔が





教室につくなり悠人は手を離した。

少し寂しいなんて思っとる自分が

恥ずかしい…。

そんなゆきを見て、悠人は

意地悪く笑う。

「モテモテのゆきは

誤解されたら困るもんね♪

俺は困らんけどっ」

「はっ…!?」

悠人に反抗しようとしたら

悠人は教室のドアをガラッと開けた。

みんなそれぞれ席についとった。

先生は黒板になんか書いてる途中。


うわぁ、どう見ても授業中じゃん…。

嫌な汗がでる。

なのになんで悠人は堂々としとるわけ?


「こら!ゆき!悠人!

とっくに授業はじまっとんじゃ!

早く席つけ!それから授業終わったら

先生んとこに来なさい!」

先生の罵声が心に突き刺さる。

あ~まぢかよ…。

さいっあく…

まぁもとはと言えばゆきの

せいぢゃけど…

それに悠人がを巻き込んだ感じぢゃし…



「はぁ…っ」

罪悪感で大きなため息がでる。



< 22 / 174 >

この作品をシェア

pagetop