君の笑顔が




顔を真っ青にして、

小さく震えとるゆき――…。


――――――なんかあったんじゃ…。

俺は早くゆきを落ち着かせたくて

焦った。

そしたら勝手に身体が動いた。

「せんせー、ゆきがまた腹痛いらしいから
保健室連れて行ってきまーす。」


そう言って俺は強引にゆきの腕を掴んで

教室を出た。


ゆきのか細い腕がかすかに震えとる。



「―…っ」



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