君の笑顔が




悠人は傷だらけで

たくさんの管に繋がれていた。


見たことある…。

この光景…。


これはたしか…






お父さんが死んだ時だ―――っ。






お母さんがお父さんの名前を

必死で叫んで

なのにお父さんは動かんくて。

ゆきはわけわからんくて

ただただ突っ立っとった。





まただ



また失ってしまう…。



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