君の笑顔が



病室の前でみんな足をとめた。

さっきまでの楽しそうな雰囲気ではなく

みんな悲しそうな

どんよりとした空気に包まれた。

「…入るよ」

ゆきは軽くドアをノックすると

ドアを開けた。

そこにはさっきと変わらぬ

悠人の姿…。


みんな言葉を失った。

「…おい!悠人!」

彰が悠人を揺する。

「なに寝てんだよ!起きろよ!

…なぁ…悠人…っ」








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