君の笑顔が





本当はずっと悠人に会いに行くたびに

胸が潰れてしまうほどつらかった。

でも、そんなのより

悠人に会いたいっていう

想いの方が強かった。







でもその分、夜が怖い…。


お母さんはゆきを見ない。

お父さんはもう二度と会えない。




悠人は、いくら話しかけたって

返事をくれない…。


悠人はいつ目を覚ます?

先の見えない長い長い迷路を

あたしは悠人を求めて進んでく。



ゴールはどこ?

あとどろだけ進んだら

ゴールにたどり着ける?




悠人…っ

悠人がいないと怖いよ…。

こんな寂しい夜は嫌。

また大切なものを失ってしまいそうで


怖いの…。





悠人っ…。





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