君の笑顔が




―――――――――――――――――――



ほんとは気づいてほしかった。

ゆき寂しいよ。
苦しいよ。悲しいよ。

このどうしようもない気持ちを
誰かに知ってほしかった。



でも人にすがりたくない。

1人になったとき
苦しみをもっと思い知るから。


それだったら始めから
1人に慣れなきゃ。




でも、彰の優しさに
すがってしまった今。


もう、後戻りできない。






―――――――――――――――――――
< 96 / 174 >

この作品をシェア

pagetop