。本音。
ある日、あたしの様子に気づいた部活の顧問と、担任から電話がかかってきた。
「どうしたんだ?」
ここで、本当のコト言っていいのかな・・・。
言ったら、楽になれるのかな?
もう、嫌われてるんだし。
これ以上嫌われるもなにもないよね?
「実は・・・」
あたしは全部話した。
顧問、担任。
誰でもいいから、聞いてほしかったんだよ・・・。
そして助けてほしかったの。
顧問はあたしに謝ってくれて・・・。
いつも怖い先生が、すごく優しく見えた。
「辛かったな・・・」
その一言で、あたしはどれだけ泣いたのだろう。
ティッシュ1箱、では足りない気がする。
かっこわるくてもいい。
泣けば、すっきりできる・・・。
誰かに吐き出して。
誰かに共感してもらえる、ってコトは。
どれだけ幸せで、助かるコトなんだろう・・・。
fin