Fate a line
「あんた、友達づきあい苦手なの?」

突然後ろから聞こえてきた低い声。

「誰?」

振り返ると漆黒の髪の毛に切れ長の目をしたいわゆるイケメンが立っていた。
でも、その綺麗な瞳は沈んでいるようにも見える。



その人は何も何も言わず空を見上げていた。

「ね…ガチャン!!!

私が彼の名前を聞こうとすると屋上のドアが開いた。
入ってきたのはロングヘアの可愛い女の子。




「隼人!ここにいたんや。帰ろ?」
隼人と呼ばれたイケメンは女の子に続いて屋上から出て行った。


隼人…
なんとも言えない感情が胸を支配している。



ほどなくして朱音が来たので私も帰ることにした。

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