Fate a line
「あんた、友達づきあい苦手なの?」

驚いたようにこっちを振り返る女。
ストレートのロングヘアに綺麗な瞳。
短いスカートから出る脚はほっそりしている。

……そして、どこか寂しそうで悲しそうな瞳。

直感的に感じた。

‘俺と似てる。’


女が口を開こうとした時、屋上の扉が勢いよく開いた。

「隼人!ここにいたんや。帰ろ」

もうそんな時間か…

俺はひかりに続いて屋上をでた。





「隼人、山本さんと何話してたの?」
「別に…」


山本…

なぜかその名前が頭に焼きついて離れなくなった。



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