Fate a line
「ねぇ、隼人は?」
「ん。屋上だってさ。」
「そっか。」

隼人は人がたくさんいるところが苦手だからよく屋上とか図書室にいる。



今、このクラスで空席は二席。

一つは隼人の分ともう一つは山本さん。
どんなひとか知らないけど、美人らしい。


長い長い先生の話を聞き終えて屋上に隼人を迎えにいった。

なぜか心臓が嫌な音を立てていた。


急いで屋上の扉をあけると隼人と山本さんらしき人がいた。
なんだか悔しかった。

気になって隼人に聞いてみても
「別に…」

って返ってくるだけ。



でもね?
怖いの。

隼人が遠くにいってしまいそうで…
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