距離
「思い出した?」
「うん。」
「で、一週間後は何の日?」
「あっ!!」
あたしは最近、りょうの事を考えすぎて自分の事は全然忘れてた。
そして
「ちょっと早いけど、
ハッピーバースデーゆいか。」
照れくさそうに顔を赤くしながら小さな箱を手渡してくれた。


中には―


指輪…。

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