距離
りょうが好きだって気付いてからあたしの気持ちはどんどん加速して行ってかなりどうしようもないところまできてしまったようだ。

「ゆいかぁー。俺にも一口くれ!」
「えっ?!」
「そのジュースだって!
俺の好きなやつだろ?」
「あんたねぇ、あたしに買って来たんじゃないのぉ?」
「そーだけど飲みたくなった。」
そう言ってあたしの手からジュースを取り上げて一口飲んだ。
―どきん―
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