たったひと言。
そのうちいじめは日に日にエスカレートしていった。


それでもわたしは見てることしかできない。



“ごめんね”


わたしは毎日心の中でそう言い続ける事しかできないんだ。



わたしは臆病で卑怯者だから……



冨永さんはわたしに“助けて”って訴えてるのに……


わたしはその現実から逃げようとしてる。
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