王子様のつくりかた
王子と同居
バタンッ!!!
あたしは玄関のドアを勢いよく閉めた。
なんなんだ!あいつは!
しばらくあたしは混乱状態だったけれど、今ようやく頭が働くようになってきたみたい。
とりあえず・・・・・あれは携帯ゲームではなかったということだけはハッキリした。
「どうしたんだよ?おーい!」
見習い王子が呼んでる。
「白崎心愛さーん・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「具合悪いのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ああ、どうしよう。
このまま家の玄関の前に居られても困るし・・・・・
かといってあたしの家に上げる気は無いけど・・・・・
どうしよう・・・・・。
外はもう暗い。
時計を見ればもうすぐ10時を指そうとしている。
A.家に入れる
B.そのままにする
そんな選択肢が出てきそうだよ・・・・・