王子様のつくりかた
「普通に心愛、でいいよ」
「分かった・・・・・心愛。・・・・・・・・・・あ、俺のこと、ちゃんと・・・
・・・・・龍、って呼んで・・・・・・・・な」
きゅーん。
効果音をつけるなら、そんな感じ。
・・・・・とりあえず、可愛い。
「うん、龍。」
「ありがと・・・心愛っ」
なんだか空気が和んできたけど、正直そろそろ寝たい。
時計はもう11時30分を指している。
明日学校だし・・・・・・・・・・
「あ、あのね龍。あたし、そろそろ寝ないと・・・・・明日学校なんだ」
「そっか・・・学校」
そういえば、見習いお・・・龍は学校無いのかな?
あたしと同い年くらいっぽいし・・・・・・・・
「あ、俺・・・明日から心愛と同じ学校通うんだ」
えっ・・・・・?
イマナント?
「明日、一緒に学校・・・・・行こ、な」
ニッコリ笑う龍。
可愛い・・・・・じゃなくて!!
「ま、マジすかぁぁぁぁぁ!!?」