亰先生のお楽しみ☆
『にゃー…』
ん?猫の声…?
私はふと猫の声がしたほうを見た。
って上…?
「あ…」
猫は木の高い枝のところで震えていた。
「降りれなくなっちゃったんだね?」
私は猫に聞いてみる。
『にゃー…』
猫は返答してくれているのかわからないけど鳴いた。
「可哀相に…んしょっと」
私は荷物を下に下ろして,木をよじ登った。
人目を気にせず私は上り,猫を捕まえた。
(うっ…思ったより高いなぁ…)
降りようと,手前の枝に足をかけた時―。
…パキッ――。
(え…?)
猫を抱えたまま,私は落下する。