Help~呪われた少女~

エリは下を向いて、目を閉じた。




あの夜の冷たい雨がよみがえってくる。




「本田先輩は、私にさよならを言いました。




今はあなたのことが一番好きだと。だから・・・




私はもう、本田先輩のことは忘れようと思います」




エリは顔を上げた。




彼女は、黙って聞いていた。



< 99 / 201 >

この作品をシェア

pagetop