絶賛彼氏募集中
ほわいとでい
今日は、
あたしのこの世で一番嫌いな日の一ヵ月後。
ホワイトデー。
あたしは、
この日が
バレンタインの次の次に、
嫌いだ。
だって、
バレンタインの時ほどじゃないけど、
追っかけが来るんだもん。
なんだかなー…。
あたし
バレンタインもらう専門で、
ホワイトデーも、
もらう専門だよ?
おかしくない?
あたしいつ、
返せばいいの?
まぁ、
返すつもりなんて、
さらさらないけど。
「んーっ」
今日もいい天気…。
「お母さんいってきまーす」
「いってらっしゃーい」
まだ寒いけど、
まぁ、
マフラーするほどじゃないか。
「もうすぐ春だなー…」
なんて、
しみじみ思う。
「だーれだ」
そんなことを
考えてたら、
突然視界が真っ暗になった。
「だーれだって…」
だれだよ?
「だれ?」
「んー?」
「だから、誰だって聞いてんだよ」
「んー?わかんないの?いつも一緒にいるのに」
「はぁ?あたしにはそんなやついな…あ」
「わかった?」
「真くん?」
「あたりーww」
なんか最近、
真くんと一緒にいることが多い。
なんでだろ?