君の隣の特権

ーa:ki






「ねぇ秋〜?」



今日も隣には

望がいる



「…何?」



ソファーで

半分寝てるような俺に

めげずに話しかけてくる



「秋ってば〜!」


「だから何;」



そう言って振り向くと


「大好き」



満面の笑みで

少し頬を赤くしながら言うから



俺はとっさに

違う方向を向いた




「…わかったから」




こいつは

きっと気づいてない






笑顔を

見せられただけで

俺の顔が赤くなること









あ〜

まじやばい!


襲いそう!!


どうしよ…う









気づいたら

俺は寝ていたらしく

暗い部屋に

もう望はいなかった






だってもう22時だしな?;






気づいたら寝てしまう



それが俺の軽い悩み…



まぁ寝ちゃうおかげで

襲わなくて

済んでるんだけどね?










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